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雪の種類

スキーの滑走性は、みなさんご存知の通り雪質に影響を受けます。 一言で雪質といっても数多くの呼び方や分類方がありますが、 参考に日本雪氷学会「積雪・雪崩分類」(1998)による分類(9種類)を紹介します。

雪質 英語 説明
新雪 new snow 降雪の結晶形が残っているもの。みぞれやあられを含む。
こしまり雪 lightly compacted snow 新雪としまり雪の中間。降雪結晶の形は殆ど残っていないがしまり雪にはなっていないもの。
しまり雪 compacted snow こしまり雪がさらに圧密と焼結によってできた丸みのある氷の粒。粒は互いに網目状につながり丈夫。
ざらめ雪 granular snow 水を含んで粗大化した丸い氷の粒や、水を含んだ雪が再凍結した大きな丸い粒が連なったもの。
こしもざらめ solid-type depth hoar 小さな湿度勾配の作用でできた平らな面をもった粒、板状、柱状がある。もとの雪質により大きさは様々。
しもざらめ雪 depth hoar 状の粒からなる。大きな湿度勾配の作用により、もとの雪粒が霜に置き換わったもの。著しく硬いものもある。
氷板 ice layer 板状の氷。地表面や層の間にできる。厚さは様々。
表面霜 surface hoar 空気中の水蒸気が表面に凝結してできた霜。大きなものは、羊歯状のものが多い。放射冷却で表面が冷えた夜間に発達する。
クラスト crust 表面近傍にできる薄い硬い層。サンクラスト、レインクラスト、ウインドラスト等がある。

上表のように、多くの雪の種類がありますが、雪の結晶にも種類が数多くありスキーに影響を与えています。 特に、六角形で先端の尖った雪の結晶(六角形の結晶だけでも、多種あります。)はスキーの滑走面に刺さり抵抗を増加させます。

最後に、雪の種類によりスキーへ影響を及ぼす事項を示します。

ケース 現象
雪の結晶が残っている場合 雪の結晶(特に六角形のもので結晶の先の尖っているもの)がスキーに刺さり摩擦を増加させる。
乾燥雪の場合 スキー(ソールやエッジ)と雪面の摩擦により静電気を生じる。また、発生した静電気がゴミを吸着しさらに摩擦を増加させるという悪循環に陥ります。
湿雪時の場合 水滴が滑走面に付き吸引効果をもたらし摩擦を増加させる。
よごれ雪 雪の表面にゴミがあると滑走面をよごし摩擦が増し、これにより発生した静電気がさらにゴミを吸着するという悪循環に陥ります。(乾燥雪の場合に似ている。)